過去に、一軒家で、スズメバチが『営巣』していた場所。

写真は、トイレの『換気扇』です。完全に、巣で封鎖されていました。毎年、ダクト内の『営巣』の駆除依頼があります。換気扇以外でも、狭い空間の排水管でも『営巣』します。
これは、『キイロスズメバチ』の『元の巣』です。『キイロスズメバチ』は、初期にこのような閉鎖空間で営巣をして手狭になると、引っ越しをします。
ここを『基地』にして、近くの軒下などに、大きな巣を作ります。5月~6月によくあるケースです。
アシナガバチで多いのは、室外機の中です。特に、稼働していない『室外機』です。本当にレアなケースでは、ゴミ箱の取っ手部分に営巣していました。
これは、なかなか発見するまでに、時間が掛かりました。あり得る事なので、注意して下さい。それと、逆さまで保管している植木鉢の中に、営巣されている事があります。


あと、雨戸の『戸袋』です。この場所は、ハチ以外でも『営巣』されやすい場所になっていまして、『ムクドリ』や『コウモリ』が住み着いているケースがあります。
『ハチの巣』が、大きく成長するのは、やはり、軒下です。
駆除の難易度が高いのは、何と言っても『屋根裏』。




早めの対策。
写真の『換気扇』を見れば、分かってもらえると思いますが、難なく侵入出来るスペースがあります。『網』さえあれば、防げた事例です。『屋根裏の営巣』も、通気口に隙間があるからです。
これから新築を考えている方は、しっかりと、ディティールの詰めを、後悔しない為にもして下さい。『網』が無ければ、有るタイプの物に交換して下さい。
まだこの時期、ハチは活動していませんので、既築の方は、早めの対策を検討して下さい。
ハチの『巣』の発見は、大体。。ご近所さん
ご依頼者様にお聞きしますと、『お隣さん』が教えてくれたというケースが、ほんとうに多いです。
しかも、巣が成長して、ほぼ『完成型』の球体。
やはり普段、なかなか目線を上にする事はないですし、朝出勤して帰宅は夜ですので、どうしても発見が遅れます。刺されて初めて『巣』の存在に気付くケースもあります。
マーブル模様でカモフラージュしているので、発見が難しいです。
まとめ
4月後半から徐々に、ハチが活動していきます。
まだまだ発信力のない『ブログ』ですが、今までハチ駆除『300件』以上の経験があります。
梯子の一番上で作業をしていた時に、完全防備のはずでしたが、『革手袋』の縫い目から、『キイロスズメバチ』に刺された経験があります。ある意味、やるかやられるかの『命懸け』です。
あの痛みは、経験して欲しくないです。
だから、そうならない為に、情報を発信したいと思いました。
いつも思いますが、ほんの少しの手間を掛けてさえいればとか。。日中に、いつも見ない家の軒下を、定期的に点検していれば。。こんな結果には、ならなかったのにと、駆除に行った先で、感じています。
くれぐれも、ご安全に。





