

📱 天井から、音が聞こえる。
考えられる音の原因は、今の季節であれば『イタチ』『アライグマ』『ハクビシン』『ネズミ』『ネコ』のいずれかが想定出来ます。4月後半からは、『鳥』『コウモリ』が参入してきます。
状況を聞き次第、『招かれざる訪問者』探しの、現調作業に掛かります。
そもそもどこから侵入して来てるのか?建物周辺を、訪問者の行動を想像しながら調査します。
まず、建物基礎部分の通気孔の点検。依頼してくる方の大半は、この通気孔に、穴が空いてるケースが多く、それ以外では、経年劣化で、入母屋造りの矢切り辺りや、増改築した境目などに、屋根裏への道があるケースが多いです。


カゴで捕獲するには、メインの『動線』を特定しないといけません。
頻繁に出入りしている場所には、足跡や爪痕、体毛などがあるので、侵入穴の周辺が、黒ずんでいればほぼ確定です。
屋根上からの侵入の可能性が髙ければ、足跡の向きを観察し、どの場所から屋根に登っているのかを探します。
思ってる以上に運動能力が高いので、雨樋を登ってる痕跡があったり、塀から飛び移る事の出来る場所を探します。
この時点で、カゴの設置場所は確定です。
『訪問者』特定。
特定には、『糞』を見る必要があります。屋根上にも、『糞』がある時があって、特定は出来るのですが、風雨に晒されているために、新しい物なのか?以前の訪問者なのかの判断が難しいです。
やはり、『音』がしている天井に登り、調査をします。
点検口から頭を出して、ライトを付けると、前方に『訪問者』と遭遇する時がありますが、今まで攻撃された経験はありません。遭遇の場合は即確定ですが、それ以外は、新しい『糞』を探して特定します。
過去に、一度だけ『ネコ』が生まれたての赤ちゃんに、ミルクを飲ませてる光景を見ました。さすがに、『点検口』を、静かに閉じました。
天井裏に上がらないと見れない光景ですが、長期間侵入されてる家の天井は、とんでもない有様になっています。断熱材が破られて、ベッドを形成し、尿が断熱材に浸み込み、糞がされています。
部屋から見る天井は、綺麗ですが、その15㎝上の世界は、別世界です。
まとめ
建物基礎部分の『通気孔』が、破損していないかどうかの確認をして下さい。『網』の無い風通しのいい通気孔を見た事があります。フリーパス状態ですね。
それと、壁を貫通している『配管』に隙間はありませんか?よくある事ですが、後付けした配管部分は、要注意です。
この職種に入って8年ですが、害虫害獣に困っている人が、こんなに沢山いてる事に、驚いています。
お役に立てるかどうかなんですが、このブログが参考になれば嬉しく思います。
追伸
今回が、初めての投稿になります。飾りっ気のないものですが、追々いい体裁に仕上げていこうと思います。宜しくお願い致します。





