コウモリの『宿』・・2

コウモリ

』の隙間や『サイディングボード』の隙間

侵入出来る『隙間』

1cm~1.5cmの隙間があれば、難なく侵入します。4月後半から11月頃に掛けて、コウモリ駆除の依頼があります。

ご存じだとは思いますが、コウモリは駆除というよりも『追い出し』作業になります。

そんなに『隙間』があるのか?

この施工を、何棟もすると分かるのですが、敢えて名前は記述しません。ですが、依頼をしてくる方の住まれている家の、ハウスメーカーは、某2社が多いように感じます。

広範囲に『隙間』があるので、部分封鎖では収まりません。ハシゴ作業、高所作業車だけでは対応が出来ない為、『足場』を設置しての施工が多いです。

瓦の隙間

頻繁に出入りをしている『瓦の隙間』の下には、写真のように『糞害』があります。

当然ですが、この糞が、雨樋に溜まり、詰まらせます。

コウモリの『糞害』

コウモリ被害での依頼は、『室外機』の上や、外壁に付着していたり、ベランダや瓦の上にと言った糞害に気付いて連絡が入ります。

現場調査をさせていただくと、二件に一件は、屋根裏に侵入されています。

写真は、ベランダの『糞害』でも酷いケースです。

サイディングボードの隙間

このような隙間から侵入しています。

こちらのお宅では、屋根裏には侵入の痕跡はありませんでしたので、このサイディングの隙間で滞在している状況でした。

写真でも分かるように、縦の部分は隙間を埋めているのに、なぜ?と思う事がよくあります。

建築の仕様などは分かりませんが、同じようにコーキングしていれば、被害は無かったはずです。

壁面からの侵入の痕跡

侵入口には、このように壁が黒ずんでいます。こちらのお宅は、屋根裏に侵入ありでした。

隙間材施工済みの写真ですが、建物1周に隙間がありました。屋根裏も糞害ありの物件です。

このような、『瓦の隙間』や壁面に付いている『通気口』などにも、コウモリが滞在しています。

屋根裏に侵入されると・・・

こんなことになります。

見たら分かって頂けると思いますが、断熱材の表面は綺麗でも、その下が・・

まとめ

もう何年も住んでいるのに、急に『糞害』が出たと言われる方がいます。考えられるのは、ご近所で『コウモリの封鎖工事』をした家があったなら、今までそこに住み着いていた『コウモリ』が、宿を変えた可能性が髙いです。

ご近所で、解体作業をした家があれば同じです。コウモリだけに限らず、ネズミや害獣も近隣に散らばっているように感じますし、急に被害がという理由の『辻褄』が合います。

実際に、コウモリ封鎖工事をしていて、追い出しをしたコウモリが、ご近所の屋根の瓦に侵入する光景を、何度も見ます。

こればかりは、どうすることも出来ません。

予防策としては、今は糞害の被害は無いけれど、サイディングの境目が隙間があるように見えるとか、気になる部分があれば、業者に、屋根裏も含めて点検する事をお勧めします。

有機・低農薬野菜宅配のらでぃっしゅぼーや。素材本来の味を食卓に。
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