【依頼内容】
数年前から、毎年1階の屋根裏に、害獣が侵入しているのは分かっていたが、慣れてしまって放置してました。でもさすがに我慢が出来ないので、駆除をして欲しいとの依頼でした。
現場調査
毎日侵入されてるような感じではなく、1週間に1回~2回とのことでした。
建物周りを確認すると、裏側の基礎部分『通気口』が経年劣化で、金網破損しており、アライグマでも侵入できる穴を発見。その通気口は、『縁側』下の奥にあるので、普段の生活では目に入らない場所。
侵入場所が特定できたので、キッチンにある点検口から、天井裏の確認をしました。あまりにもすごい光景でしたので、写真は載せませんが・・・『死骸』だらけ。
糞を見て、イタチであることは分かりました。
天井裏に散乱しているのは、鳥類の死骸です。
エサとして天井裏に運んだものです。
目視出来ただけで5羽(白骨化)。それと、イタチの子供の死骸もありました。
断熱材は荒れ放題で、見てられない状態。
【対策として】
出産時期の5月頃であれば、カゴ設置をして捕獲をと思いましたが、今の時期は侵入のサイクルが空く事が多いので、一か八かですが、侵入口の封鎖をして、もしも閉じ込めていたらすぐに封鎖を解放するやり方です。訪問した時は、4日以上侵入の痕跡は無いとのことでした。
経験上では、そろそろ戻ってくる可能性が高いので、すぐに封鎖をしました。
【それから】
1週間侵入も無いとの連絡があったので、屋根裏の糞清掃と殺虫殺菌消毒・断熱材廃棄・バイオ消臭をしました。
【半月後】
また天井から音がしたとの連絡が・・・・
現場に急行して、基礎部分の通気口封鎖をした場所を確認。施工不良もありません。前回、屋根上を点検した時は、異常無しの判断をしたはず・・・???
しかし、屋根裏に侵入している事実があるのに、『穴』が無い。
でも、どこかにあるのは間違いない。
初めて現場に来た時に、屋根上に梯子を掛けた場所からもう一度登りました。
時間を掛けてチェックをしましたが、前と同じく・・・何もありません。
初日に梯子を掛けた場所は、写真の反対側でした。瓦を歩き、上からこの辺りを確認したのを覚えています。

あまりにも変化が無いので、屋根上に登る場所を変えました。写真の場所は、植木が成長していて、枝が邪魔をして、梯子を持って行くのも困難な場所だったので、前回は断念した場所。
しかし、今回はその困難と思わずに移動した行動が良かった。
梯子を登った時に撮った写真が、上の写真です。
瓦の違和感に気付きましたでしょうか?
赤丸の場所です。

上から見下ろすと、全く気付かない場所でした。
近くまで行き、ライトで確認すると、『屋根裏』が見える穴がありました。


当初、基礎部分の通気口がメインの入口と断定したのには根拠があります。屋根上から侵入していた場合、雨樋に『爪痕』や『足跡』などの痕跡が残りますが、それが全くありませんでした。
今回のケースでは、隣接している隣の家の屋根から飛び移ったとしか考えられません。イタチの運動能力を考えれば、可能な距離です。
数日間様子をみて、音がしなくなったタイミングで封鎖をし、今は平穏な日常を過ごしているとの連絡をいただきました。
結び
今回の案件では、屋根上の点検をしときながら、侵入口を発見出来なかったという恥ずかしい気持ちでいっぱいです。今振り返ると、依頼者からは、壁を登るような音は聞いてないようでしたので、その時点で、侵入口は『屋根上』だと気付かないといけなかったと思います。
判断ミスをした結果、1日で解決出来たのに、半月も掛かってしまいました。
『侵入口』のバリエーションのアップデートを、日々していかなくてはいけません。
